そんぷんごの台南ぐらし

そんぷんごの台湾留学ブログ

留学生になって初めてマイノリティーになった話

こんばんは。

現在台湾留学中のそんぷんごです。

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(これは台南にある台湾文学館です。日本統治時代に日本の建築家によって建てられました。当時は「台南庁庁舎」であり、今は近代文学の資料が沢山展示されています。台南にお立ち寄りの方は是非お越しください。文学館内にも日本語の解説や日本語で書かれた文学作品などがあり、日本人観光客も楽しめる場所になっています! 今日のブログの内容とは関係がありません(笑)。)

留学中は毎日がサバイバルで大変なことも多い半面、沢山の気付きと出会いによっての感動一生懸命生きる達成感・充実感自分や周りの人・日本・社会のことを見つめなおすことが出来る機会があって本当に生き生きと、幸せに暮らせているのではないかと思っています。

 

その中でいろいろ考えついたりすることを徒然なるままに書き留めていこうと思います。

留学生になって初めてマイノリティーになった話!!!!

 

わたしは生粋の日本人。旅行などで海外に出たことはありますが2週間以上海外にとどまる経験をしたことはないです。

周りには当然ながら日本人ばかり。幼いころからの友達ともまだお付き合いが有ったり、およそ20年ずっとこんな感じで生きてきた一般的な日本人です。

でも台湾留学で初めて日本人ゼロのコミュニティーを味わうことに!!!!!!!

 

わたしは大学のある学科に入っています。

その中に日本人がわたしだけなんですね―――。

毎回の授業、ことあるごとに日本人とわかると注目される。

そんな状況が不思議というか変というか、むずがゆかったり、はずかしかったり。

でも「日本人」とわかると友達になろうって言ってくれるきっかけになったり。

日本人ゼロのところに飛び込むとこんな感じなんですね。

「めっちゃみんな注目してくるやん~~~!!」

って。

 

マイノリティーになってみるとなんだかホントに自分とあの子たちの違いはなんやろうとかいろいろ考えたり。(まず思いつくのが化粧するかしないか問題!(笑)化粧を割とするたちなので化粧の状態すぐに日本人飛ばれます。)

 

日本人ってだけでこんなに興味を抱いてもらって嬉しいなあとか。

少数派だからこそ自分を持って流されずに考えを主張しよう!とかサバイバルだ!とか反面、皆みたいになるために一生懸命になろう、とかそんな風に思ったりもします。

 

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ちょっと話は変わって、

わたしが台湾の好きなところとして みんな違ってみんないい!!! 

っていう雰囲気があるんです。

それは、皆一応台湾に住んでいる台湾人だけれども、みんなもっている文化がさまざまです。

例えば言語でいうと、中国語を話せる人、台湾語を話せる人 閩南語を話せる人、客家語を話せる人、原住民語を話せる人、日本語を話せる人、英語を話せる人・・・・・・・・・

地域で言うと、ずっと台湾に住んでいる人もいれば華人としての海外経験がある人も多い!!!!

全然それぞれ持っている文化と考え方が違って、同じ国籍の人なのに 話してみると違いがいっぱいあるやん!!みたいなこんな状況。日本人からしたらカオスですね~~^^ わたし的にそれが驚きであるし、とても好きです♡

こんな風にいろんな人がいて一人一人割と違うんやけど全然それを「うわ、違う・・・」とか思ったりせずに自然とそんな状態があるのが100億回いいねをおしたくなります。

日本だったらアイヌ琉球などの違う民族も歴史上ではありましたが、混血したりで現在はほぼ自分のことを大和民族だと思っている人

が多いかなって思います。みんな一緒だと安心するし、ちょっと他の人と違っていただけでも大丈夫かなって思ってしまうような風潮があるじゃないですか。

こうやってみんな違っていていいし、それを尊重しようね。とか言うまでもなく自然と存在しているという事実がとっても心地よいです。

 

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話を少し戻して。

こう考えると日本自体がマイノリティーで特殊ですね。

1つの民族で1つの言語(少数民族以外の大和民族は)

文化もわりと似通っている。テレビで大体他の地域の方言や食べ物いろいろ知っている。

こうやってわたしが台湾のダイバーシティに驚いていること自体が井の中の蛙だったって訳でした・・・。日本が世界のマイノリティーだよ、ってよく言われてることかもしれないけど本当に日本は特殊な国家だなあって思います。

それに対して台湾って本当に複雑な歴史、いろんな国に支配されてきた歴史を踏まえて全部そこに残っているというか、沢山の国の影響を受けて、混ざって新しい個性が生まれてる面白い。だから外から来た人も入りやすい環境が有るんだなあ。

 

留学生になって、周りにほぼ台湾人とか中国人、香港人しかいないような状態になって、語学を伸ばすという点では素晴らしい環境に置かせていただいて、とても幸せです。それだけではなくて、少数派だからこそちょっと寂しさを感じたりもしましたが、みんなそれぞれ違った文化の集合体である台湾ではそんな寂しさを感じなくてよいのかもしれません。

日本人だから、とか 外国人だから、 とか

あまり考える事はなく、一人の人として友達、クラスやサークルに関わったりしていきたいな。